東京都公立小学校副校長会

令和5年度 会長挨拶

会長挨拶

 昨年度に引き続き、令和5年度の会長を務めることになりました、大田区立萩中小学校、磯野 智博です。

新型コロナの感染症が第5類になり、各学校では日頃の教育活動や学校行事など、感染対策を行いながらも再開や昨年度からの拡充をしているところです。そのような変化の大きい時期ですが、東京都内公立小学校1267校、義務教育学校8校、力を合わせて頑張っていけるよう、力を尽くしていきたいと思います。
 東京都公立小学校副校長会は、上記1275校の副校長で組織する職能団体です。「職能団体」とは、「専門職従事者らが、自己の専門性の維持・向上や、専門職としての待遇や利益を保持・改善するための組織である。同時に、研究発表会、講演会、親睦会の開催や、会報、広報誌などの発行を通して、会員同士の交流などの役目を果たす機関でもある」(フリー百科事典『ウィキペディア』より引用)組織です。ほぼ毎月、「幹事研修会」(各地区の副校長会幹事が出席)を開催し、日々の業務についての情報交換や講演会などを行っています。
 本会は年度ごとに「研究」と「要請」の2つに重きをおいて活動しています。研究活動では、例年毎年2月に国立オリンピック記念青少年総合センターで研究発表大会を実施しています。これまでは書面開催でしたが、昨年度はオンラインながらも提言地区と参加者がやりとりする形で行われました。歴史を重ね今年度で64回目となります今年の研究発表会は、関東甲信越地区公立学校教頭会東京大会として、11月16日(木)17日(金)に行われます。1都7県の副校長・教頭先生方が集まり、日頃の実践や研究、意見交換を行い、互いに高めていく大変貴重な経験であります。多くの副校長・教頭先生方にとって学びの多い大会になって欲しいと思っています。
「実務で多忙を極める中、研究に取り組むのは大変」との声があるのは承知しています。しかし、激務だからこそ、日頃自分たちが取り組んでいる職務を研究としてまとめ、見直すことで、学校経営、人材育成、地域との連携・・・などの職務を再認識し、より大きな視点に立って理解することが必要です。また、他校・他地区の取り組みを知る機会をもつことで副校長としての資質を高めるとともに、自校や所属地域に持ち帰り、自校の参考にしていただければと思います。     
 また、要請活動では、23261郡、島嶼9町村と地域によって現状や課題はさまざまですが、副校長だからこそ感じている・わかっていることを提言としてまとめ、関係各機関に伝えることで、東京都全体の教育を高めることに寄与しています。教育環境の整備など、本会が提言した事案が取り入れられ、要請活動により改善された項目も増えてきています。今後もポジティブな提言を伝える要請活動を継続していきます。  
 新型コロナ感染症が5類となりましたが、感染対策の中で試行錯誤しながら新しい教育が行われてきたことは、強みの1つだと思います。今後、これまでの教育と感染対策の中で行われてきた教育を融合していく中で、情報の共有などが力を発揮します。各地区での効果的で効率的な対応を共有することができるのも、本会組織の強みです。今後も組織の強化と副校長の社会的地位向上を目指して頑張っていきます。皆様のご支援・ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

東京都公立小学校副校長会(都小副校長会)は、都内の公立小学校・義務教育学校の副校長で組織する職能団体です。

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