東京都公立小学校副校長会

活動方針

令和4年度活動方針

 

 新型コロナ感染症の影響で昨年度に引き続き、衛生管理の実施と飛沫感染の恐れを伴う活動の制限及び禁止などの中での教育活動が展開されている。また、この対応が長引いているため、子供の中でも、従来の活動の記憶が薄まりつつある。今後感染症が収束していったとしても、すぐに例年どおりに戻せるかというと、大人も子供もそのための経験や知識が不足している事態も想定される。しかし、GIGAタブレットの配付やオンライン学習が推進されている現状からすると、必ずしも全てを従前に戻すのではなく、現状と以前の教育活動を統合し、より効率的で効果的な方法を模索し、実施していくことが大切である。

 また、講師や臨時的任用教員の不足、新型コロナウイルス感染症に関する子供たちの心的ケア、感染率の変化による学校行事の急な変更とそのための準備など、問題は山積みである。

 これらの問題を少しでもよりよく改善し、子供たちが明るい心で楽しく学校生活を送れることを目指し、私たち東京都公立小学校副校長会は、環境を整えるための提言能力をもつ職能団体として、次の3つの視点をもって活動を推進する。


1 要請活動の推進

2 研究活動の推進
3 組織の強化と関係諸団体との連携

1 要請活動の推進

 山積する教育問題に対し、教育行政と協調し、実現可能な提言を行う。また、すぐに実現することがなくても、決して諦めず、必要な要請は粘り強く行っていく。

(1)  教育活動の充実のための施策の要請

 ① 特別支援教室をはじめとする特別支援教育の充実

 ② 外国語専科教員の全校配置

 ③ 「児童1人1台コンピュータ」配置後のケア(機器管理やソフト導入)の充実

 

(2)  教育環境条件を改善するための施策の要請

 

 ① 「新しい生活様式」を踏まえた学校衛生管理への人的及び財政的支援
 ② 臨時的任用教員・時間講師の採用の簡素化及び会計年度任用職員の服務管理簡素化
 ③ 人材確保のための教員免許更新制の見直し(65歳教員免許失効問題への対処)

 ④ 病気休職等対応の臨時的任用職員の年間欠員補充

  (現行は、後半期時間講師のみ補充のため、道徳の授業など学級担任役を副校長等が代行)

 ⑤ ICT支援員等多様な専門性をもつスタッフや教員の事務処理補助であるスクール・サポートスタッフの配置

 ⑥ 校務・事務処理(出退勤管理等)のICT化と地域間格差の解消

 

(3)  副校長の処遇改善

 ① 副校長の職務の明確化

 ② 副校長管理職手当の退職金への反映

 ③ 特別支援学級設置校・大規模校等、負担の大きい学校勤務の副校長の処遇改善

 

2 研究活動の推進

 研究活動の推進を通して、自らの教育管理職としての資質・能力を向上させ、日常の職務のより円滑な遂行と教育活動の充実を図る。

(1)  東京都公立小学校副校長会研究発表大会の充実

(2)  各ブロック別に行っている研究発表会及び地区副校長会の研究活動への支援

(3)  全国公立学校教頭会並びに関東甲信越地区公立学校教頭会との連携強化

 

3 組織の強化と関係諸団体との連携

 例月の幹事研修会等、自組織の関係強化を図るとともに、関係諸機関と協力することにより、副校長会としての職能を高め、発揮して東京都の教育へ寄与する。

(1)  会員相互の連携強化

 ① 各地区の情報共有を通した、自組織の組織強化(例月の幹事研修会やオンライン会議)

 ② 原則年間3回発行の機関紙「東京の副校長」並びに幹事研修会後発行「副校長だより」「都小副校長会ホー
   ムページ」を通じた広報活動の充実

 ③ ICTを活用し、オンラインでのフィードバックを受けられるように準備を進めるとともに、可能な範囲で顔を合わせた会議の設定をし、より連携を強化する。

 

(2)  関係諸機関との連携

 ① 東京都公立小学校長会、東京都教育委員会との連携

 ② 東京都議会各会派への要請活動の継続

 ③ 東京都公立中学校副校長会との連携

 ④ 退職教頭・副校長会との連携

東京都公立小学校副校長会(都小副校長会)は、都内の公立小学校・義務教育学校の副校長で組織する職能団体です。

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